2010年1月14日木曜日

[課題]金沢21世紀美術館に行ってきました!

この度の課題で博物館に行くことになり、私のお気に入りの美術館である
金沢21世紀美術館
http://www.kanazawa21.jp/
に行ってきました。

丸い形をした美術館であることから名付けられた愛称は「まるびぃ」
なので、私はまるびぃと呼んでいます。
しかし地元では、だいたいの人が「21美」と呼んでいます。
愛称で呼ばないのはなぜだろう?と思っていたりします。

久々に地元の美術館に赴いたので、新鮮でした。
レポートするために、美術館を回った時間
計3時間!!!!!
かなりの精神と体力を費やしました。

この美術館の利用者は老若男女関係なく、さらに外国人の利用者も目立っていたように思います。



次から、各場所ごとに分けてレポートしていきます。

2010年1月13日水曜日

1、市民ギャラリーA・B(1階、地下1階)

今回の展示は金沢の小中学生が作った作品の展示でした。
題して、「輝け!未来の巨匠たち!!」
利用者は主に、子供たちの父母でした。
写真撮影可能で、我が子の作品をカメラにおさめる姿が見受けられました。
 

市民ギャラリーA
・壁に絵(作品)を貼り付ける展示手法
⇒高さがかなり高い所まで作品が展示してあるため、首を上に傾ける必要があり背が低めの利用者及び子どもの利用者にとっては見にくいです。

・部屋の中央かつ低い位置に作品を展示する展示手法
⇒誰でも見やすく、前後左右どこからでも鑑賞できます。

・作品を大まかにブロック分けした展示手法(例:学校別)
⇒目的の作品を利用者が簡単に見つけやすいように配慮されています。

*追加情報
どこに誰の作品があるかの案内を用意し、より作品を見つけやすくする工夫をしてある箇所もありました。


市民ギャラリーB
・例外的に作品を触れてもよいとする展示手法(例:変わり絵)
⇒利用者がじかに作品に触れることで、より作品に対する理解を深め、楽しむことができます。

市民ギャラリーA・Bで違う点
・両者とも壁に絵(作品)を貼り付ける展示手法をとっていましたが、Bの方がAより作品が貼られている高さが低めになっていました。




第2弾は、デザインギャラリーの展示手法についてレポートしていきます。

2、デザインギャラリー(1階)

この場所での展示は色とりどりのカバンやスカーフ、シュシュなど身近なものを組み合わせたものでした。
題して、 「当房優子の色合わせ」


ここでの展示手法は…

・カバンやスカーフといった展示する作品を、全て透明な長さの異なる糸でつりさげる展示手法
⇒どの角度からも利用者が見ることができ、また、透明な糸を使用することで作品を魅せるための妨げにならないように工夫しています。

・子どもの手が届く距離に作品を展示する展示手法
⇒作品に近づいて鑑賞ができ、主に子どもの利用者に作品の興味を持たせ、鑑賞させることができます。

実際、この展示手法で子どもたちが楽しそうに作品を鑑賞していました。




第3弾は、長期イスタレーションルームについてレポートしていきます。

3、長期インスタレーションルーム(1階)

この場所での展示は、白い壁(?)に7分間のスカイ・ダイビングの映像を流すというものでした。
この展示はコレクション展の一部になります。
題して、 「Shift‐揺らぎの場」
作品自体の名は 「フリー・アット・ラスト」 (ついに自由になる)でした。

この場所での作品の展示手法は…

・暗い部屋で作品を展示する展示手法
⇒映像作品をより利用者が見やすくするための工夫です。

*追加情報
インスタレーションとは、限定された空間に色んな物体を配置してある状況を設定し、その全ての空間を作品とにしてしまう手法のことです。




第4弾は、コレクション展の展示手法についてレポートしていきます。

4、コレクション展(1階・一部有料)

第3弾での展示作品を含め、コレクション展では全8つの作品が展示してありました。
コレクション展の題名は第3弾で紹介したので省略します。

7つの作品の展示手法に関してですが、とくに目立った展示手法のみレポートします。

・行き止まりの広い通路の角の中央に作品を展示する展示手法
⇒通路で作品を展示する場合、行き交う人を気にかけて作品をじっくり鑑賞できませんが、場所を工夫することで利用者がどの角度からでも作品をじっくり鑑賞できます。

・暗い部屋で作品の周囲(足元)にロープをする展示手法
⇒作品を保護する面では優れていますが、利用者がロープに気づかす作品に近づこうとして足元をとられ怪我をする可能性があるので、多少危険です。

ただし、この部屋には学芸員兼監視員が1人配置されているので、このような可能性はあまりないとは思います。




第5弾はコミッションワークについてレポートしていきます。

5、コミッションワーク(常設展示)

コミッションワークとは常に展示されている作品を指します。
この美術館では5つの作品が常時展示してあります。

その中から、面白いと私が感じた作品の展示手法のみレポートしていきます。

・屋外に作品を展示する展示手法
⇒部屋で展示するより解放感があり、利用者に癒しを感じさせることができます。

*追加情報
作品によっては他者とコミュニケーションがとれるものがあります。
例として、レアンドロ・エルリッヒスイミングプールがあります。




第6弾は、企画メイン(?)展示の展示手法についてレポートしていきます。

6、企画メイン(?)展示―上―

今回の企画メイン展示作品は、光や影を題材としたものでした。
題して、「オラファー・エアリソン あなたが出会うとき
作品数は全18作品ありました。

ここでも、自分の興味を惹いた展示手法をいくつかあげていきます。
数が多いので、前半・中盤・後半に分けました。

まずは、前半です。

・多方面から魅せる展示手法
⇒利用者は作品を様々な角度から見れます。

・利用者の安全を考えた展示手法
⇒作品で使用したコードを束ね、利用者の目の届かないところへ隠すことで、利用者が誤って怪我をしないように工夫してありました。特に車いすの利用者は、コードがあるとタイヤにひっかかると思うので、よい配慮であります。




第7弾は引き続き、企画メイン(?)展示についてレポートしていきます。